武道家 青木宏之先生とわの舞の千賀先生との対面!

先日、「ガイアの法則」の千賀一生先生の講習に神奈川へ出かけた時のことです。
急に武道家青木宏之先生がお見えになるとお知らせがありましたが、私は青木先生がどのような方か全く知りませんでした。
話では世界的に有名な「新体道」の創始者で手を触れずに相手を倒すという凄い方で著書もあるようです。
なぜその方がわの舞にお見えになるかというと、「新体道で実現しようとしていたことと同じことを行っておられる方がいる、私が実現できなかったことを実現してくれている方がいる」という認識で、わの舞や千賀先生の著作に高い関心を持たれ、多くの誤解によって新体道が世に理解されてこなかったこともあり「45年ぶりに敵討ちをして貰っているような気になってしまいました」と千賀先生に直々に会いに来られることになったそうなのです。

現れたのは一見普通のおじさまです。年齢76歳ということは後で聞き驚きました。千賀先生と対面した瞬間、お二人の間にぐっと通じる何か電流のような感動的エネルギーを感じ、思わずもらい泣きしてしまいました。
青木先生が45年御苦労に御苦労を重ね、厳しい修行を経て得た世界観と、千賀先生が心を砕いて作り上げた世界観が同じ、たどりついたものが同じで、それは大げさなようですが私たち人類を解放する大きな流れのひとつだと私は思います。目の前で何か世紀のバトンタッチがされているような、そんな感覚でした。
聞くと青木先生の時代はスピリチュアルなことが理解される今よりもっと前のこと、人類本来の男女の在り方を説いたり、新たな武道の表現でも、先鋭を行くがために警察から目をつけられたり、あらゆる妨害に遭ったりしてこられたそうです。人生の終盤で思うこともいろいろおありなのでしょう、そこで千賀先生の存在を知り、本当に「やったー!」という万感の思いだったのではないでしょうか。

私たちは先生の前でわの舞を舞って、二人のお話の後に、青木先生が「それではご恩返しに」と真剣(本物の刀)による演武を行ってくれることになりました。
羽織はかまではなく、来られた普段の服装に帯を巻いて刀を差した姿で、音楽に合わせてそれは始りました。見た目にはおじさまが刀を持ち、舞うように動いています。
何だかわかりません!!涙が出て止まらなくなりました。
気づくと何人かの人は泣いています。号泣している人もいます。
わけがわかりません。
そう、そこには「何もない」のです!!
それは「絶対的な無」でした。
何もなさすぎてすごすぎて、もう声も出ません。
それからお話があって先生も帰られ、私たちは解散することになりましたが、私はすっかり意識がぶっ飛んでしまい思考が働かず、お仲間のふたりに両脇を支えてもらいながら駅へと歩きました。

それから3日も経ちますが、あの日のことを思い出すと、内側から何かが響いてきて意識が飛びそうになります。

私たちの肉体の可能性は計り知れない!
それを目の当たりにしました。
場を一変させるあのエネルギー、みんなの内側を一気に浄化したようなエネルギーを発することもできるのです。

私もあの「無我」の境地を肉体をもって表現したい。舞で、ヨーガで、あるいはただ、そこにいるだけで、そこまで表現してみたい、と憧れるばかりです。

そして「人類の解放」このとてつもなく大きなテーマにも、偉大なる先生方のお導きのもとに、自分なりに取り組んでいきたいです。

今日はうれしいことに沼津で「わの舞」練習会でした。人数は少なかったけれど、一緒に踊っていただいた皆さん、ありがとうございました。
これからも共に踊って踊って踊って!
喜びと共に生きていきましょうね!
喜びと共にあるのが本来の私たちなのですから!