自省

あの人はイヤだとか、キライだとか、すべったとかころんだとかさ。

人を否定したり批判したり、軽蔑したり、嫌悪するのはかんたんなこと。
何だか自分が最も正しい人間みたいな気にもなるしさ。
社会生活では陥りがちなステージだね。


でも、それだけで終ったときは、さもしくむなしい。
(注:さもしい=様悪しい、いやしくあさましいことや見苦しいこと)
何の実りもない行為だと知る。

慈しみと憐れみの心で彼らに祈ろう。
共に、自ら愚かさに気づき、真理に少しでも近づくことができますように。

今日とどまることなく、少しでも歩みをもっと先へと進めよう。

※車の窓から平気でタバコをポイ捨てする人を見た時、会社の上司がこれ見よがしに名刺箱に意味ありげな女性とのツーショット写真(笑)を入れているのを目撃してしまった時、世の人たちのほとんどは、エゴに満ち現世的な享楽を得るために奔走していることを目の当たりにすると、つい「げえー」とか「おえー」と嫌悪を感じ、暗然としてきます・・・・。
おいらはかかわりを断って山へこもりたいと思ったりもする・・・。
でも、私も彼らよりちょっとマシ、くらいのもんで、解脱を得られぬ愚かな衆生のひとりであることには変わりない。
思い上がることなく心眼を養い、すべての人のために祈りたいものだと反省しました。