おばさんエアロビ!

7月に二度目の富士山に挑戦することとなった。
これは本当はいやなのだ。
山に行くたび、高度に弱く呼吸は苦しいし、下山さえすれば元気溌剌なのに死人同然の状態で情けなく登ることになる。
特に富士山は登山後の筋肉痛が一週間は続いたなあ。よろよろ生活してたよ。
わかっているのになぜ登るのか。


マザーテレサは神の声を聞いたのですよね。
「貧しい人たちを助けなさい」
神の声を聞くと逆らうことはもうできない、ご指名されてしまったのだから。

私は聞いた。
神の声??
「もう一度富士山に登りなさい。」

「えーっ!今の聞かなかったことにしたい!!」と思いましたが・・・。
最後の私の望みはチベットカイラス山巡礼に行くこと。
富士山ごときでぜえぜえ言っていられないはずなのだ。


渋々出勤前のヨガに加え、三島大社までの走りこみもやるようになりました。
さらに心肺を鍛えるためにエアロビクスへ!

ちょうど占いのお客様でエアロビクスのインストラクターの方がいらして体育館でクラスをもっていらっしゃるのです。
先生とはいえ、スタイルのよいこと!美しいこと!

そして私・・・。
昔はダンスが大好きで、エアロビクスにはまってイベントや大会に出たこともあった。
見よう見まねの盆踊りですら、賞をもらうほど、自ら「天性のダンサー」と誰も呼んでくれないので自分で呼んでいた。
マツケンサンバも全部踊れるし・・・。
いつも発表会では前列指定されるのが当たり前、というような動きのキレの良さを誇っていたはずだった・・・。


あれから何年たったのか・・・・今日の鏡の中の自分は完璧に「おばさんエアロ」でした(笑)
あのリズムに心が入っていかなくなったせいか、リズム感が失われたのか。
体型がただおばさんになっているからなのか。
よくわからんが、「紅顔いづくへか去りにし」(若々しい時期はすぐに過ぎ去ってしまい二度と戻らない)というお経の一節が甦りましたわ。