働くおじさん、働くおばさん

以前、ミクシィでの日記に
「毎日お昼は社員食堂に通っているが、表情が険しく作業も言葉も乱暴な新人のおばさんがいつも食べるうどん・そばコーナー担当になってしまい、私は悲しい・・・」と書いたことがある。
この半年以上の間、ひそかに私は彼女を柱の陰から?見守ってきた。

ある日、顔に青たん?のようなものを発見した時は、「家で旦那さんに殴られたのかっ!」「そんな人生でこんなに険しい表情になってしまったのか・・・・」と勝手に人生背景を想像していました。

ここ最近、彼女の表情が明るくなっていることに気づいた。
表情の怒りの部分というか、ケンがなくなっている。
しかも「ありがとうございます」が言葉だけじゃなく結構よく言えている。
器の置き方も丁寧になった。
先日などは「暑いですねえ」なんてにこやかに私に話しかけてくれるではないか!
怖かった半年前から見ると別人のよう。
「ああ、よかった」「人は誰でも成長する!」と勝手にうれしくなりました。


先日、盛岡で珍しくバスに乗った。
私が驚いたのは盛岡のバスの運転手さんのマナーの良さだ。
明らかに乗客を「お客様」としっかり認識している。
(当たり前といえば当たり前だけど)
乗車、降車の細やかな気配り、やさしい発車のタイミング。
「縁石から離れて停めたので、足元気をつけて下さい」などフォローも怠らない。
心穏やかに乗っていられた。
たまたまそういう人に当ったのかな。

私がたまに乗る静岡の○○バスは、運転手さんのレベルがかなりばらついている。
残念ながら安全運転の心優しいプロフェショナルはかなり少ない。
いらいらしている様子が明らかに見てとれたり、急ブレーキ、急発進、論外のエンスト、歩行者の無視!
お年寄りが降りたか降りないかでバシッとドアを閉めて発車するなど、「おまえがそんな運転するなら、オレが変わって運転の見本を見せてやる!」と運転席から張り倒して自ら交代したくなる時もある。
お金をいただいているという認識がないように思う。
そんなダメ運転手に限って「こんな安月給やっちゃられねえ」などと思っていそう。

会社のお掃除のおばさんたち数人も観察していると、「お掃除という仕事に気持ちよく邁進してる人」と、どこか気持ちが上の空で「こんな仕事本当はやりたくないけどしょうがないのよ」と思っている人がわかる。
前者はかっこいいし後者はかっこわるい。

やっぱり「汗」の人がいいねえ。

「覚悟を決めて労力を惜しまない人」

そうゆう人はどんな仕事をしていても、とってもかっこいいよ〜。

私も「心から生き生きと働くおばさん」の仲間に入りたい!と思うのであった!