会社の夏祭り

恒例の会社の夏祭り。
今までは、どうせビールも飲まないし、おつまみもしょぼいし・・・と出たり出なかったり。

今年は成り行き上、出席することになってしまった。

おつまみは大抵社員食堂をやっている会社に頼む。
オーダー独占状態なのであまり企業努力はしてない、毎年同じメニューで、ちょっとつまめばもう飽きてしまうような揚げ物オンパレードやありきたりなもの。
しかもそんなにおいしくもない。

ううむ・・・。
何とか食べたいって思えるものにできないのか。
通例通り食べ物の予算は1人500円と聞いて担当の女性社員さんと相談する。

社員食堂に頼むのを辞めて、自分たちでやってみない?
枝豆なんて頼むと高いから冷凍物を買ってきて解凍したり、おしんこなんて自分たちで切ってもいいし。
詰めるところは詰めて、宅配寿司くらい頼めないかなあ!

夢が一気に広がったが、実際の予算を目の前にして一気に翳る。
これじゃ宅配ピザや寿司など夢の夢だあ!
何とか予算を工面しないと!

上司に早速相談を持ちかける。
この予算じゃ、しょぼいものしか用意できません!
どっかからお金を〜!!と言ったところで上司より名案が!

会社のお金を使おうとするから面倒なことになるのだ。
カンパだ!
お祭りなんだし!
管理職全員を回ってお金を集めよう!

早速カンパ袋を作り、フロアの課長職以上の方々を廻る。1人千円もだしてくれればみんなのお寿司代になるのだ!
面白いことに喜んで出してくれる人、ぶちぶち言いながら出す渋々の人、自分は欠席なので関係ない、と出そうとしない人、いろいろだ。
たとえ千円でもお金を渋る人というのは悪いけど「ちいせえ」感じです。
上司たちのセコさ(人間性)チェックも楽しむことができました。

今度は下見だ!とスーパーやディスカウントショップをまわる。
私は気炎を上げるのは大得意だけど、こつこつお金を計算したりするのは大の苦手。
得意な方がせっせとメモしたり、計算したりしてくれてありがたい。
ピザも寿司もあちこちリサーチし、安くて味覚もまあまあでお腹も満足感あり、というラインを目指した。

そんなんで、今回は結構豪華なおつまみが用意することができるようになりました。
みんなに喜んでもらえるといいけどな。

もしも与えられたものに不満足だったら、何でも自分らで手をかける、エネルギーを注ぐというのは大事なんだね。
何かそこで変容することができる。
それが環境に食われないってこと、だからどこへ行っても通用する力。

ブーたれていないで、智恵と体を使え、ってことなんだね!