無常

先日奇しくもロック・クライミングすることになりましたが、その時、感じたことです。
大きな石をつかんで登ろうとするとそれがぐらぐらとして崩れていき、木につかまったと思ったらすっぽり根っこから抜けてしまったり・・・下りで枝を杖にすると早々に折れてしまい、あれもだめならこれもだめかい!・・・頼るはこの自分のみかー!と、ぐらつく何かに寄りかかって身の安全を図ろうとしても無駄なことをつくづく知らされました。


たとえば学歴や安定したよい会社や稼ぎのよい結婚相手や美しい容姿とか、依存してしまえば自分の価値を高めてくれて楽になるようなものも、先はわからない。
学歴も場所によっては全く通用しないし。よい会社なんて時代でどんどん変わっていく。
私の若い頃、一流の建設会社に就職、なんていうと「わあ、安定」と思ったし、ちょっと前なら「トヨタ」とか・・・?
プロポーズされ豪華マンションで朝からワイン、と思ったら相手が急に転落!ということもあるし、容姿にしても年を取れば衰えるものに価値をおくとのちのちつらくて無駄な戦いが待っているでしょう。


安定した環境なんてどうせない。何もない。
だって地球もわかんない。天変地異もあるでしょう。


だったら、どんな環境でも動じずに生きていける力を身につけるしかないです。
荒野でもすっくと立って生きていくような精神力?
まだ私にもないですが・・・。

それにしても、みんなが新車をバンバン買い替えるようなこれまでが異常だったのかもしれないよね。アジアじゃ古いボロボロの車が走ってるもんねえ、走れるんじゃん(笑)