剣士の黒澤雄太さん



先日は剣士の黒澤さんとマーケティングの飯塚さんと異色対談ディナー?をセッティング!
黒澤さんは横浜、東京で「日本武徳院」http://www.butokuin.com/という道場をやっていらっしゃる、「真剣」=切れる刀を使った居合道の師範で、海外でも高い評価を得ていらっしゃいます。
この日のいでたちはむちゃくちゃロックな雰囲気でしたが、お写真で見る着物姿はかっこいいですね〜。
飯塚さんは新進気鋭、ゆくゆくマーケティングの巨匠になるのかっ??というような賢さやキレを持ちつつも心あたたかい方で何度もお世話になってますです・・・。
まー、そんな男子たちと非常に面白い時間を過ごさせていただきました。

語るテーマは抽象的ですが「道」ということになっていきます。
ワタクシはただただ膝を叩きながら「ほー」「へー」とうなづくばかり。
たくさんの気づきをお二人からいただきました。

黒澤さんから「真剣」(光文社)という著書をいただきました。
(飯塚さんが持っていらっしゃるのは私の本で「弓と禅」でこれも名著です!)
日本には古来のすばらしい文化があるのですが、意外に知られていないことが多いのですねー。
刀の歴史的背景からはじまって、剣の道や心の鍛錬、禅と剣は表裏一体であることなど、読み進むうちにヨガと共通しているところがたくさんあることに気づきます。
「形に心を込める」というのはまさにアーサナ
刀についても時代劇のイメージで誤解していることがたくさんありました。
タロットカードにも「剣」のカードがありますが、それは西洋においても同じく古の時代から特別な象徴であったことを表しているのですねー。
そして、最近、私「初心を忘れている」ことに気づかされました。
ヨガをやる前には必ず早く行って「場」を整えます。終わったあとには「感謝の心」を伝えます。
生徒さんからいただくお金は一度祭壇に上げて「これは私のものではなく神様のものである」と認識します。でも時間に追われていくうちに形ばかりで「心を尽くす」ことをきちんとできていなくなっていたようです。
「慢心」ですね!!!

そして「真剣」からの抜粋です。
「真剣で実際に斬ると、実にさまざまなことがわかるようになります。
それは、斬る角度、斬り口、刀のスピードといった刀そのものにまつわることはもちろんのこと、体さばき、間合い、呼吸、力の入れ具合や抜き具合といった、刀を持った自分の身体のことから、集中の度合いや練度などといった心のことまで、およそ自分にまつわることのすべてだといっても過言ではありません。
そして、それらが複合的に絡まり「斬れたか、斬れなかったか」という結果に結実します。
斬れたというひとつの結果には、自分の分析可能な要素と分析不可能な要素が渾然一体となっています。しかし、剣の修行を続けていると、その要素は実はすべて自分の中に渦巻いていることに気づくことができるのです、しかも、それは瞬間瞬間で変化するものです。」
今の自分はこれまでの「結果」です、そして今の行いがまた結果を生む。
ひとつひとつがおろそかにできないんだ!と身がひきしまりました。

いやはや、貴重なお時間いただき、勉強させていただきました!ありがとうございます!

異色ネットワーク、老後の楽しみのためにもどんどん作っていきたいわあ!