新しい変容へ

滞在していたインドにてニュージーランド地震のニュースに驚いていましたが、帰国後まもなく日本で最大級の地震が起きました。
連日の報道に、みんな心を痛めています。
家族を失い家財を失い、大変な思いをされている被災地の方たちに心よりお見舞い申し上げます。
また昼夜問わず復旧に向けて努力されている皆さんに心から敬意を表します。
そして、身の回りでもネット上でも、このような状況下、ひとりひとりが自分のできる範囲で役に立とうと心を砕いていらっしゃる皆さんのお姿が美しく胸打たれます。
日本人は善意と良心の塊で実に美しい国民ではないのかと感じます。
辛く悲しい出来事で時間はかかるかもしれませんが、きっと私たちは新しく絆を取り戻し変容するのでしょう。
そして日本から新しく何かが始まるのではないか、という胎動を感じます。


昨日は伊東で「地球交響曲 第7番」の上映会がありました。
イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えたガイア論理、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考えに基づき、龍村仁監督によって製作されたオムにパスのドキュメンタリー映画シリーズです。
このタイミングでこの映画が見ることができたことはとても意味深いと思いました。
監督の龍村さんや以前よりお目にかかってみたかった翻訳家でホリスティック医療の上野圭一さん、ティム・マクリーンさんの対談もありました。
会場は非常に良いエネルギーに包まれていました。募金活動も行われていました。
自主上映に向かってこつこつご努力されてきた伊東の皆さんこの時期に貴重な機会を下さって本当にありがとうございました。


ちょうど私は地震の翌日に予定されていたヨーガ療法士講座の宿題でギヤーナヨーガ(智慧のヨーガ)の考えを元に幸福について書いておりました。
「すべては流転し安定したものは何もありません。愛しい家族は死に、自分の肉体の若さは失われ滅びていきます。得た物質は色褪せ、感覚器官の喜びも一瞬のうちに失われます。
けれども、どのような状況であっても内側が静かであること、無心でいられることは幸福に違いありません。
大いなるもの、たとえば神、宇宙、大自然・・・神聖な繋がり、大いなるものへの信頼は唯一私たちに心の安定をもたらしてくれます。」
これからの自分の方向性がこの中にあるような気がします。もっともっとシンプルでよいと感じます。電気ガス水道・・・使って与えられて当たり前、という感覚で依存してきたことに気づき、自分の生活の根本を考えようと思います。

募金、節電など現実的に協力できることは行って、ヨーガの時間ではできるだけみなさんと静かにお祈りをしていきたいと思います。
インドの街角にはかわいい神様がいっぱい!